ツい長居してしまいすみませんでした。

 平野先生の剣道具への熱い思い、私のこれまでの剣道具への疑問・不満も聞いていただき、
思いがけず宮崎先生や栄花先生のお話なども聞くことができて、もっともっとゆっくりお話したい
と思いました。
また是非伺わせていただきたく思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

 さて、購入した甲手ですが、昨日土曜日、初めて稽古で使用しました。

 お店で装着したときにも、「五指がしっかり握れる」ことに声が出ないほど驚きましたが、実際に
稽古で使用してさらに驚きました。

 初めて使ったのに4年も使用した今の甲手とは比べ物にならない使い良さ。

 仕事のために1週間に一度しか稽古できないこともあって、今までは剣道具「装着前」と「装着後」
とで相当の使い分けを必要としておりましたが、今回の稽古ではそのようなことを意識せずに稽古
ができました。

 もう以前の甲手は使えなくなってしまいました。手に合っていなかったとはいえ、購入元とは違う
所で運良く腕の良い職人さんに巡り合い、補修なども綺麗にして頂いてていたので愛着があった
のですが、もう戻れません。これは複雑な心境です。

 これで、今回の稽古の報告として 「先生や稽古仲間から『急に強くなったな』と言われました!」
となれば完璧だったのですが、そうは問屋が卸さず。
というのも、これまで常に強く感じていた甲手装着の違和感・抵抗感が急に無くなってしまったため、
竹刀操作と身体操作が上手く一致せず、かえって今回は調子が悪かったのです。妙な話ですが、
自然な動きをするための身体の「慣らし」を頑張らねばなりません。

 平野先生は「剣道が楽しくなる防具を作るのが自分の仕事」と仰ってましたが、一引印の甲手
によって装着の違和感から開放されたことで、今回の稽古が楽しかっただけでなく、次の稽古が
本当に「楽しみ」になりました。自宅での素振りやトレーニングにも気合が入っています。 

 大変満足しております。本当にありがとうございました。 
 


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