
一昨日、初めて待望の一引印の防具を手にしました。
昨年の10月初めにお願いしてから、4ヶ月半の時間を費やして作っていただいた渾身の防具一式です。
早速、昨夜の稽古から使用しました。何らの形付けや慣らしもしないのに、
全く軽快に(年相応にですが)稽古をする事が出来ました。
今まで沢山の伝説的な噂を耳にしていましたが、小生が一番驚いたのが小手の扱い良さです。
何より竹刀を握ったときの手の内の自然な動きです。
素手で素振りをしている時と小手を付けたときでは、同じように竹刀を握って操作したいのですが、
従前の小手ではそれが出来ませんでした。これが出来るのです。
特に右手の小指がしっかりと竹刀に掛かるのです。これは有り難い。
ご主人がおっしゃていた「剣道の防具はまず剣道をやるための道具」と言う言葉がすとんと胸に落ちました。
今まで幾つかの防具を作りましたが、鮫胴とか燭光の柄とか家紋がどうしたとか、道具とは違う観点から選んでいました。
まず、扱いやすい事。道具としての必要な条件をこの防具は教えてくれました。
今回はミシン刺しの102をお願いしましたが、数年後には手刺しの防具を作りたいと思っています。
でもね、平野武道具、意外と時間が掛かるのですよ。待っている時間も楽しみの一つと思えばいいんですけどね。
今から予約しておこうかな。
江戸川区 I様
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